「不動産買取の資金を早く調達したい…」
「不動産の買取り資金に対応している金融機関に相談したい」
このように考えていませんか?
この記事では、不動産買取を行うための資金調達の方法について、プロが分かりやすくご案内します。
不動産の買取資金を調達する3つの方法
3つの方法について詳しくご案内します。
【方法➀】銀行融資
銀行融資とは企業や個人が銀行からお金を借りられる制度のことです。
不動産の買取資金に対応している銀行は5種類あります。
- 都市銀行
- 地方銀行
- 信用組合
- 信用金庫
- ネット銀行
銀行融資は5種類あります。
- 銀行融資の種類
種類 | 概要 | 金利 | 借りられる上限金額 |
---|---|---|---|
①プロパー融資 | 担保なしで借りられる制度 | 1~3% | 限度額なし(借手の財務状況による) |
②不動産担保融資 | 不動産を担保にして借りられる制度 | 2~8% | 担保不動産の評価 |
③売掛債権担保融資 | 売掛債権を担保にして借りられる制度 | 7~15% | 最大5億円 |
④ビジネスローン | 事業資金として借りられる制度 | 1~14% | 最大1,000万 |
⑤カードローン | 特に用途を決めずに借りられる制度 | 1~14% | 最大800万程度 |
金利や上限金額は銀行によって異なります。
具体的な融資の条件や審査内容は、銀行のWebサイトに記載されています。
メリットは3つです。
- 経営への干渉がない
- 年2%~15%ほどで借りられる
- 信頼度が高い
銀行融資では、株式融資とは異なり、銀行からお金を借りたとしても、直接経営に関して意見されることはありません。
銀行の信用度が高く、ノンバンクに比べると低金利です。
デメリットは2つです。
- 審査に時間がかかる
- 希望額を調達できないことがある
どの種類も審査は2週間~1ヶ月程度かかります。
限度額は、借手企業の財務状況や担保不動産によって異なります。
そのため、希望額を調達できないことがあります。
【方法②】ノンバンクの融資
ノンバンクとは、融資業務だけを行う金融機関のことです。
具体的には次のような企業です。
- 不動産担保ローン会社
- 信販会社
- 事業金融会社
- クレジットカード会社
メリットは6つあります。
- 審査のスピードが早い
- WEB上で申請が可能
- 借りられる期間が比較的長い
- 利用用途に制限がない
- 借入に必要な書類が少ない
- 企業は総量規制の適用外
審査は最短当日で、融資は最短2日です。
問合せフォームの設置などによって、WEBで手軽に簡易な審査を受けられることが多いです。
総量規制については、法人は対象外です。
社長個人が融資を受ける場合は、自宅以外の不動産なら対象外です。
総量規制については、こちらの「不動産融資は総量規制の対象外!…ただし例外アリ」で詳しくご案内していますので、気になる方はご覧ください。
デメリットは2つです。
- 借入限度額は担保による
- 金利が高い
金利は他の金融機関とより、比較的高いです。
なお、不動産を担保に融資を受ける場合、支払いが滞ると、競売にかけられます。
手放したくない不動産を担保にする場合は、返済計画を常に見直してください。
【方法③】日本政策金融公庫の融資
日本政策金融公庫は、国が株式を100%保有している貸付機関です。
貸付の対象は次の通りです。
- 中小企業などの企業発展支援
- 地域経済の発展
- 金融安定を図るための事業
不動産の買取転売は対象外です。
ただし、「不動産賃貸業」を目的としている場合は融資を受けられます。
メリットは6つあります。
- 手続きにかかる工数が少ない
- 無担保、無保証で受けられる
- 業歴が浅くても融資が受けられる
- 返済期限が比較的長い
- 比較的審査が甘い
- 比較的金利が低め
会社の業歴や決算に関係なく審査を受けられます。
デメリットは4つあります。
- 融資対象は不動産賃貸業
- 融資可能額の上限が低い
- 積極的な提案は見込めない
- 支店が少ない
無担保・無保証の場合は最大2,000万円、担保がある場合は最大4,800万円借りられます。
積極的な提案がないため、相談しながら進めたいケースでは適していません。
沖縄以外のすべての都道府県に合計152の支店がありますが、企業がある場所によっては訪問しづらいです。
不動産買取資金の調達先を選ぶ3つのポイント
それぞれ詳しくご案内します。
【ポイント➀】いつまでに必要なのか
金融機関によって審査の期間が異なります。
融資をすぐに受けたい場合は、ノンバンクを中心にご検討ください。
ノンバンクの不動産担保ローンでは、審査は最短当日、融資は最短2日で受けられます。
銀行融資や日本政策公庫は、審査に2週間~1ヶ月程度かかります。
【ポイント②】どのくらいの額が必要なのか
具体的にどのくらいの額面を調達したいかによって選ぶ方法は変わります。
- 各調達方法の融資額の上限
調達方法 | 最大融資額 |
---|---|
銀行融資 | 案件によって異なる |
ノンバンク | 数百万円~10億円程度 |
日本政策金融公庫 | 4,800万円 |
無担保の場合、銀行では数百万円借りられます。
企業の財務状況の審査が慎重に行われます。
不動産を担保にする場合、銀行は不動産評価額の60~80%です。
ノンバンクの場合は、70~80%です。
ただし、不動産が特殊(共有持分や再建築不可、底地など)の場合は、評価額はグッと下がります。
【ポイント③】返済の目途はどのくらいか
方法によって返済期間が大きく異なります。
資金調達ができたとして、どのくらいで返済が可能なのか事前に確認してください。
- 各調達方法の返済期間
調達方法 | 返済期間 |
---|---|
銀行融資 | 1年~35年 |
ノンバンク | 数ヶ月~35年程度 |
日本政策金融公庫 | 10~15年 |
返済期間は、各金融機関や融資の種類によって異なります。
金融機関の担当者に相談すれば、短期間に融資をしてもらえるケースがあります。
ノンバンクの不動産担保ローンなら、短期の買取資金が必要な場合にも、長期的な借り入れにも柔軟に対応しています。
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不動産の買取資金を用意する方法まとめ
不動産の買取資金に対応している金融機関のメリット、デメリットをご案内しました。
御社の状況に合わせた適切な判断をなさってください。