高齢者でも不動産担保ローンは借りられる?借りる方法や注意点を解説

投稿日:2025年1月14日

「不動産担保ローンって、高齢者でも利用できる?」
「不動産担保ローンの審査で落ちた…。高齢者だから?」

このように考えていませんか?

この記事では、高齢者でも不動産担保ローンを利用する方法をプロが分かりやすくご案内します。

この記事の作成者

融資部 部長
浜崎 雷Rai Hamazaki

【資格】管理業務主任者、宅地建物取引士
お客様の大切な所有不動産の評価を最大限に、ゆとりある生活のサポートをさせていただきます。「お客様の明日のために、今日、自分は何ができるか」を考え、日々奮闘しています。

不動産担保ローンは高齢者でも借りられる?

高齢者でも利用できる不動産担保ローンはあります

ただし、金融機関の中には、不動産担保ローンに年齢制限を設けており、高齢者はNGなところがあります。

理由は貸し倒れのリスクを防ぐためです。

銀行では70歳以上の高齢者を対象外にしているところが多いです。

同じ金融機関でも、ノンバンクの場合は、年齢制限を設けていないことが多いです。

ノンバンクの場合、返済が滞っても、担保にした不動産を自社で売却するノウハウを持っていることが多いです。

不動産担保ローンに年齢制限がある3つの理由

3つの理由
  1. 返済途中で亡くなる可能性がある
  2. 収入が少なくて返済できない可能性がある
  3. 相続人が相続を放棄する可能性がある

先ほど、銀行では年齢制限を設けていることが多いとご案内しました。

その理由は3つあります。

【理由①】返済途中で亡くなる可能性がある

高齢者は返済期間中に亡くなる可能性があります。

そうなると、その後の手続き(不動産の売却など)への対応に追われてしまいます。

銀行は融資以外にも、さまざまな業務をしていますので、こうした手間や労力を「省略したい」と考えています。

【理由②】収入が少なくて返済できない可能性がある

高齢者の多くは年金暮らしで、働いている現役の人より収入が少ないです。

年金は増加しませんし、ボーナスなどもありません。

そのため、返済能力が低いと判断されてしまいます。

完済できる可能性が高い現役の人を中心に、お金を貸すようにしています。

【理由③】相続人が相続を放棄する可能性がある

高齢者が返済期間中に亡くなった場合、相続人が残りを返済する必要があります。

中には相続を放棄する人も出てきます。

そうなるとその後の対処に追われてしまいます。

高齢者が利用できる不動産担保ローンの3つの特徴

3つの特徴
  1. ノンバンクの金融機関
  2. 金利が高い
  3. 審査期間が短い

先ほどもご案内したように、金融機関の中でもノンバンクの多くは、高齢者でも利用できる不動産担保ローンを提供しています

不動産売買事業を行っており、返済が滞った場合に担保の不動産を自社で売却して返済に充てられるからです。

最も重視しているのは不動産の価値です。

不動産の評価をするノウハウがあるノンバンクでは、最短当日に審査が完了することがあります。

ただ、金利を高めに設定しています。

銀行とノンバンクの金利相場は次の通りです。

  • 銀行系とノンバンクの金利相場の比較
金融機関 金利相場
銀行系 0.90%~9.00%前後
ノンバンク 2.50%~15.00%前後

銀行は、貸し倒れのリスクをできる限り少なくするために、審査する上で、不動産だけでなく、債務者の返済能力や借入の状況も重視します。

そのため数日~数週間かかることがあります。

高齢者が不動産担保ローンを利用する際の注意点

3つの注意点
  1. 審査が厳しい場合がある
  2. 亡くなった後の返済計画を決めておく
  3. 保証人が必要な場合がある

それぞれご案内します。

【注意点①】審査が厳しい場合がある

高齢者は仕事をしている現役の人と比較すると、次のようなマイナス材料があります。

  • 返済能力が低いことが多い
  • 長期間の返済期間を設定できない

審査の結果、融資が見送られたり、希望の融資額よりも低くなったりする場合があります。

【注意点②】亡くなった後の返済計画を決めておく

高齢者は返済期間中に亡くなる可能性があります。

ローンをご自身で完済できないことを考慮した返済計画が必要です。

可能なら、亡くなった後のことを、家族や親族と話し合っておいてください。

【注意点③】保証人が必要な場合がある

不動産担保ローンでは保証人を不要としている金融機関が多いです。

担保不動産を売却することでカバーできるからです。

ですが、保証人が必要な場合があります。

債務者が返済期間中に亡くなった際に返済を継続するためです。

保証人の有無については各金融機関の借り入れ条件をご確認ください。

高齢者OKの年齢制限がない不動産担保ローン5社

年齢制限が無い不動産担保ローンの会社を5社、ご案内します。

①丸の内AMS

丸の内AMSは、1都3県にエリアを限定して不動産担保ローンを提供しています。

審査は最短当日、融資は最短2日のスピード融資です。


浜崎
丸の内AMSではご家族、共有者の方に一切連絡を取りたくない場合も対応しております。
  • 丸の内AMSのポイント
融資額 500万円~5億円
金利 3.8%~(実質年率15.0%以下)
最大返済期間 35年
最短融資日数 2日
保証人 不要
資金用途制限 なし
年齢制限 なし

②アサックス

アサックスは年間1,500件以上の融資をしている企業です。

金利が1.95〜6.90%と低めです。

  • アサックスのポイント
融資額 300万円~10億円
金利 1.95~6.90%(実質年率15.0%以下)
最大返済期間 30年
最短融資日数 3日
保証人 不要
資金用途制限 なし
年齢制限 なし

③アビック

アビックは50年以上の歴史がある会社です。

最大で50億円を借入できます。

  • アビックのポイント
融資額 300万円~50億円
金利 2.98~15.0%
最大返済期間 30年
最短融資日数 2日
保証人 不要
資金用途制限 なし
年齢制限 なし

④日宝

日宝は日本全国に対応している企業です。

最短なら即日で借入できることがあります。

  • 日宝のポイント
融資額 50万円~5億円
金利 4.0~9.9%
最大返済期間 30年
最短融資日数 当日
保証人 不要
資金用途制限 なし
年齢制限 なし

⑤SKトラスト

SKトラストは70年以上の歴史がある会社です。

最大10億円の融資を受けられます。

  • SKトラストのポイント
融資額 50万円~10億円
金利 4.80~9.80%(実質年率15.0%以下)
最大返済期間 25年
最短融資日数 不明
保証人 不要
資金用途制限 なし
年齢制限 20歳以上

高齢者が不動産担保ローン以外でお金を借りる3つの方法

方法はリバースモーゲージ、生活福祉資金貸付制度、シルバーローンの3つあります。

不動産担保ローンとの違いは次の通りです。

  • 不動産担保ローンと各制度の比較
名称 対象者 金利相場 融資額 返済方法
不動産担保ローン 個人・法人 0.90%~15.00% 評価額の60~80% 元本と利息を返済
リバースモーゲージ 高齢者 3% 評価額の50~70% 債務者の生存中は利息のみを支払い、亡くなったあとに担保の不動産を売却して一括返済
生活福祉資金貸付制度 ・低所得者
・高齢者
・障害者
・連帯保証人がいる場合は無利子
・連帯保証人がいない場合は年1.5%
・月30万以内
・土地評価の70%
元本と利息を返済
シルバーローン 高齢者 5~20% 10~200万円 元本と利息を返済

各制度についてご案内します。

【方法①】リバースモーゲージ

リバースモーゲージとは、各都道府県の社会福祉協議会や金融機関が提供する高齢者向けの貸付制度のことです。

自宅を担保にしつつ、自宅に住み続けながら生活資金を借りられます。

毎月の支払いは利息のみで、債務者が亡くなったときに自宅を売却してまとめて返済します。

【方法②】生活福祉資金貸付制度(不動産担保型生活資金)

生活福祉資金貸付制度とは、各都道府県の社会福祉協議会が提供する貸付制度のことです。

低所得者、65歳以上の高齢者、障害者のいる世帯を対象に、低金利で貸付しています。

その中でも不動産担保型生活資金では自宅を担保に借入できます。

不動産担保ローンより低金利ですが、融資額が少ないです。

【方法③】シルバーローン

シルバーローンとは、民間の金融機関が高齢者向けに提供するローンのことです。

年金のみの収入で利用できますが、金利が高く融資額が少ないです。

担保、保証人は原則不要です。

高齢者が利用できる不動産担保ローンまとめ

ノンバンクの金融機関の多くは、不動産担保ローンに年齢制限を設けていません。

不動産の価値を重視しているためです。


浜崎
不動産担保ローン以外の方法については、ご利用の条件が厳しかったり、融資までの時間がかかる場合があります。

高齢の方は、ノンバンクを中心に探してみてください。

丸の内AMSへお気軽にお電話くださいませ

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