「二番抵当でも不動産担保ローンを利用できるかな?」
「二番抵当でも融資OKの金融機関を探している」
二番抵当とは、一つの不動産に対して2番目に設定される抵当権のことです。
融資に対応していな金融機関もありますが、対応している金融機関もあります。
この記事では、二番抵当でも不動産担保ローンを借りる方法や金融機関について、プロが分かりやすくご案内していきます。
目次
二番抵当とは?借りられる金融機関が少ない2つの理由
二番抵当とは一つの不動産に対して2番目に設定された抵当権です。
既に第一順位の抵当権が設定されている不動産に対して、追加で設定される抵当権です。
金融機関が融資を渋る理由は2つあります。
- 貸し倒れのリスクがあるため
- 手続きに手間がかかることがあるため
それぞれご案内していきますね。
理由①:貸し倒れのリスクがあるため
何かあった場合に優先されるのは第一順位の抵当権です。
例えば、返済が滞って不動産が競売にかけられた場合、その売却代金から債権を回収するのは、第一順位の抵当権者が先です。
二番抵当権者は、その後に残った金額の範囲内でしか債権を回収できません。
理由②:手続きに手間がかかることがあるため
二番抵当を設定するには、第一順位の抵当権者の同意が必要な場合があります。
この場合、手続きが複雑化して、手間がかかってしまいます。
二番抵当でも不動産担保ローンを借りられる金融機関をご案内
二番抵当でも不動産担保ローンを提供する金融機関は次の通りです。
- ノンバンク系の金融機関
- 中小企業向けの専門金融機関
- 一般的な銀行(厳しい条件あり)
これらの金融機関は、次のことを考慮して審査を行います。
- 借り手の不動産以外の資産
- 借り手の信用状況、返済能力
- 不動産の評価額
返済する力が十分にあり、万が一不動産が競売になっても、他の資産で回収できると判断した場合、二番抵当でも融資を行います。
一般的な銀行はリスク対策が厳格ですので、審査は非常に厳しいです。
二番抵当で不動産担保ローンを借りる3つのメリット
- 無担保型ローンに比べて借入限度額が大きい
- 長期間にわたって借り入れできる
- 借り入れ資金を自由に使える
残念ながら、二番抵当だからこそのメリットはありません。
ただし、無担保ローンや住宅ローンに比べるとメリットがあります。
メリット①:無担保型ローンに比べて借入限度額が大きい
二番抵当とは言え、不動産という担保があります。
そのため無担保型ローンに比べて、多くの資金を借り入れることができます。
まとまった資金が必要な事業をされている方にとっては活用の価値があります。
メリット②:長期間にわたって借り入れできる
無担保ローンと比べると、不動産担保ローンは返済期間が長いです。
そのため、次のようなメリットがあります。
- 月々の返済額を抑えられる
- 安定した返済計画を立てやすい
長期的な計画が必要な事業をしている方には活用の価値があります。
メリット③:借り入れ資金を自由に使える
住宅ローンの活用方法は、住宅のために借り入れた金額の返済にしかあてられません。
ですが、不動産担保ローンは、借り入れた資金の使途が比較的自由です。
そのため、次のような活用ができます。
- 事業の運転資金
- 教育費、医療費
- 税金の支払い
- リフォーム
- 借り換え
二番抵当で不動産担保ローンを借りる3つのデメリット
- 金利が高いことが多い
- 希望通りの金額を借りられないことがある
- 返済の負担が増える
デメリットについてご案内していきます。
デメリット①:金利が高めに設定される
ご案内した通り、二番抵当での借り入れには、金融機関にとって「貸し出した資金を回収できない可能性がある」というリスクがあります。
そのリスク対策のため、金利が高めに設定されるます。
その目安は5%~10%程度です。
金利の分、返済総額が増えます。
融資を受ける前に、必要な金額を確認しておく必要があります。
デメリット②:希望通りの金額を借りられないことがある
すでに一番抵当の借り入れがあるため、本来の担保価値に対して借りられる金額に限度があります。
希望する金額がその分を超えていると、希望する全額を借り入れすることはできません。
デメリット③:返済の負担が増える
一番抵当で借入した分の返済に、二番抵当で借入した返済が加わります。
既に資金繰りが厳し状態だった場合、さらに苦しい状態になってしまいます。
慎重に計画を立てる必要があります。
二番抵当でも不動産担保ローンの審査に通りやすくする5つの方法
- ノンバンク系の不動産担保ローンの審査を受ける
- 借入希望額は低めに設定する
- 住宅ローンが残っている場合はなるべく返済しておく
- 事業計画書をきちんと作成する
- 担保の不動産価値が上昇しているタイミングで申し込む
それぞれご案内していきますね。
方法①:ノンバンク系の不動産担保ローンの審査を受ける
ノンバンク系の金融機関は、銀行と比べて審査の基準が柔軟です。
二番抵当での融資にも対応しているところが多いです。
ただし、二番抵当のリスクをカバーするために金利が高めに設定されます。
そのことを認識した上で打診してみてください。
方法②:借入希望額は低めに設定する
借り入れする希望額を低めにすることで、審査が通りやすくなります。
金融機関は、回収不能となるリスクを最小限にする必要があるからです。
方法③:住宅ローンが残っている場合はなるべく返済しておく
住宅ローンが残っている場合、その返済状況が審査に影響を与えることがあります。
できる限り他の借り入れの返済を進めておくことは、返済能力があると判断されます。
方法④:事業計画書をきちんと作成する
事業資金として利用する場合は、詳細な事業計画書を作成してください。
金融機関は、計画が具体的で現実的であることを重視しているからです。
裏付けのある収益予測が記載された計画書を提出する必要があります。
方法⑤:担保の不動産価値が上昇しているタイミングで申し込む
不動産の市場価値が上昇していれば、不動産の評価額も上昇します。
その分、二番抵当でも借り入れできる金額が増える可能性があります。
新聞やニュースサイトなどで、不動産市場の動向をしっかりと把握しておくことをおすすめします。
まとめ:丸の内AMSなら二番抵当でも不動産担保ローンが利用可能
丸の内AMSでは、二番抵当でも不動産担保ローンを提供しています。
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